人間がこの世に生を受け、その生を終えるまでのあいだに、さまざまな医学的課題に直面し、ときに重要な判断を迫られることがあります。その中には医療の側が決断を下さなければならないことも少なくありません。こうした決断の背後には、哲学的・倫理的な省察が深く関わっているはずです。しかし、外から眺めていると、問題の所在は明確であっても、ひとつの判断に至るための哲学的・倫理的な思考プロセスが見えにくいことも事実です。2025年春のサイファイフォーラムFPSSでは、われわれと哲学・倫理の側の直接的な接触が必要になると感じる場面も出てきました。今回、このような背景を考慮に入れ、生の倫理に関する対話の場「サイファイ対話 CoELP」(Conversations on Ethics of Life with Philosophers:哲学者との生命倫理対話)を設けることにいたしました。CoELPでは、人が生まれ、病み、回復し、やがて死を迎えるという人生の過程において直面する倫理的問題について、この領域の専門家と直接対話しながら考えてみたいと思います。この対話を通して、個別の問題についての理解を深めるだけではなく、最終的に人間とはいかなる存在なのかという根源的な省察に至ることを目指しています。
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第1回サイファイ対話CoELPの御礼
第1回CoELPは、2025年12月6日(土)に「生命倫理の問題を考える―いのちの終わりの倫理」をテーマに開催され、盛会のうちに終了いたしました。
講師の任を引き受けていただいた中澤栄輔先生、参加された皆様に改めて感謝いたします。
来年も開催予定です。ご理解、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
(2025年12月10日)
